

T.K.
製造
この手で製品を組み上げる。
工程の一つひとつに、
使命感を込めて。
2024年キャリア入社
技術部 製造課
航空整備科 卒
Profile
機雷を除去するための水中ロボットの製造を担当。納期と品質を両立しながら、特殊な製品づくりに日々挑んでいる。オフタイムは地元・横浜のスタジアムで野球観戦を楽しんでいる。
学生時代に学んだこと
航空整備士を目指して専門学校で学び、国家資格取得に向けて努力してきました。機体構造やメカニズムの知識、工具の扱いを実践的に習得し、整備の基礎力を身につけました。
これまでのキャリアステップ
2024年 製造課で水中ロボットの組み立てや試験を担当


「直す」から「つくる」へ。
新たな挑戦に向けたジョブチェンジ。
航空整備の仕事から海洋電子工業へ転職したきっかけは?
前職では旅客機の整備を担当していましたが、深夜勤務などの勤務体系や体力的負荷が大きく、将来にわたって続けていくことに不安を感じるようになりました。そんななかで芽生えたのが、“機械を直すのではなく、一からつくる仕事がしたい”という想いです。これまで整備で培ってきた工具の扱いや作業の勘を活かしながら、ものづくりという新しい挑戦をしたい。そんな想いを叶えられる環境を求めて、海洋電子工業に加わりました。
今は機雷を除去する水中ロボットの製造を行っているそうですね。
はい。現在は、遠隔制御で作業を行える水中ロボットの製造と試験を担当しています。私の場合は他社が設計した製品の組立工程を請け負っており、品質と納期を守りながら仕上げていくことが役割です。100個以上の部品を精密に組み立てていく作業は簡単ではなく、スキルが問われるところ。納品先や設計メーカーとの調整も多く、ものづくりに付随するコミュニケーションや信頼関係を築くことも大切な業務です。入社してすぐに主要製品の担当を任され、やりがいを感じる日々を送っています。
トラブルも学びに変えて、前進。
周囲のサポートが背中を押してくれる。

これまでのお仕事のなかで1番のピンチといえば?
製品の耐水圧試験を行った時に、製品内部に水が侵入してしまったことですね。初めは原因や改善策が見えなかったのですが、先輩や上司も集まっていろいろとアイデアを出してくれて。防水部品の取り付け角度や作業方向のわずかな違いに解決の糸口を発見。このように状況を振り返り、手順や注意点を見直して課題を解決したことで、その後は同様のトラブルを防げるようにもなりました。一つの失敗をチームで乗り越えた経験は、自身の成長につながったと感じます。
海洋電子工業で働くからこそ
経験できたと感じる仕事はありますか?
たくさんあります。海洋電子工業に入って特におもしろいと感じることは、防衛分野というニッチで専門性の高い製品に携われることです。扱う製品は特殊ですが、作業の基礎は前職と通じる部分もあり、品質・完成度へのこだわりは達成感につながっています。そして何より、自分たちの仕事が国防に貢献しているという想いは社員全員が共有する誇りです。また、前職とは異なり一般的な勤務体系で生活リズムが整ったことも含めて、「この会社を選んで良かった」と心から感じています。


無理なく働けるから、
前向きに挑戦できる。
ワークライフバランスについてはいかがですか?
フレックス制度を活用できたり、有給の取得もしやすかったりと、仕事の進行に支障がなければ自分のペースでスケジュールを調整できます。おかげで仕事帰りに大好きなプロ野球チームの試合を観に行ける日も。会社がシーズンシートを持っているので、希望者のなかで当選すれば無料で観戦できるんです。私は何度も利用させてもらっています。プライベートの時間も大切にしながら働ける環境があるからこそ、仕事も充実します。
製造課はどんな雰囲気の職場ですか?
製造課は十数人のコンパクトなチームなので声をかけやすく、相談もしやすい雰囲気があります。昔ながらの厳しい“職人”の集団というよりも、皆がそれぞれの知見を共有しながら補い合って成長していける環境です。今後は、現在携わっている大きなプロジェクトに初期段階から関われるようになることが目標です。一つひとつの経験を積み重ね、頼られる存在になっていきたいと思います。

Sample Weekly Schedule
ある1週間のスケジュール
月曜日
部品確認と製造作業。100点以上の部品をリストと照合し組立へ。
火曜日
組立・配線作業と耐水圧試験の準備を進める。集中力が鍵。
水曜日
試験や動作確認。不具合があればメーカーに連絡・調整。
木曜日
試験と並行して他製品の配送手続き。丁寧さが求められる。
金曜日
チーム会議後、出荷準備。梱包や保護作業も入念に行う。



土・日
休日は気分転換に横浜スタジアムでプロ野球観戦を楽しむ。








